久し振りに、やってしまいました…
最近は、
少しずつ読み進めるのが得意になってきたので
この本も、少しだけ…と読み始めたところ
先が気になってしまって やめられなくなり
半徹夜で一気読みしてしまいました (^^;
『悪いものが、来ませんように』芹沢央
めっちゃおもしろかったー(*´▽`*)!!
ミステリーとしての要素も、充分に面白い上に
この本に仕掛けられたトリックがすごかったです。
途中で「もしや…!!」と気づいてしまうと
どうしても、最初から読み直したくなる。
そして、それまで騙されて(?)読んでいたものとは
物語の色合いが、別のモノに変わるけれど
整合性を確かめながら読み返してみると
最初に感じていた小さな違和感たちは、
すっきり腑に落ちて、伏線回収もばっちり。
そして、
こんなトリック書けちゃうなんて、すごい!
…という感動と同じくらい、中身が面白かった。
ツリーのオーナメント、今年は大小3つだけ買い足し
不妊、子育て、親子関係…
個人的に、共感したのは
周りがどんどん出産して話題が合わなくなったり、
変な気を遣われてしまったりすることの、悲しさ。
そして、親子関係です。
ずっと母を憎んできた。けれど自分自身が母になると、今度は母を憎み切れなくなった。
つわりの苦しみ、お産の傷み、そこからも終わりなく続く育児の日々ー
一つひとつを経験するたびに、強くなどなりきれないことを、理想の母親にはなりきれないことを、どうしようもなく知ってしまった。
~中略~
「娘は、母を許さなくていいの」
嫌ってもいい、憎んでもいいから、幸せになってほしい。
どうして、それを、もっと早く伝えられなかったのだろう。
~『悪いものが、来ませんように』本文より~
「娘は、母を許さなくていいの」
いちばん、心に刺さったセリフです。
丸い飾りばっかりだったから、この形がいいアクセント♪
子どもの頃、友達の母娘関係が羨ましかったけど
幸せそうに見える母娘にも、
多少の確執はあるものだなーと思っていました。
かと思えば、わが家のように、
明らかに、親に苦労させられた場合もある…
でも、どんなお母さんも みんな一生懸命で。
それでも、生きていく中では、ときに
子どもの気持ちに寄り添えてない
気持ちを理解してあげられてない
逆に子どものことを傷つけている
…ということだって、たくさんあると思う。
完ぺきな母親なんて、いないのだし。
本当は子どもに嫌われたくなんかないけど、
母親としての想いだってわかってほしいけど、
それを「許さなくていいよ」と言えることこそ
母の愛なのかもしれないなぁ…
これが、作者が32歳の作品と知って驚きました。
32歳で、こんなの書けちゃうなんて、末恐ろしい。
芹沢央さんの小説、もっと読んでみたいです♩
【今日の1日1捨て】手放したもの
ポストカードたち。
わが家の引出しの中でただ眠っているよりは
…と、好きな方の元へ 旅立ちました(^^♪
*おすすめテーマ*
イヴですね…♫
今週夫が激務のわが家は、ほぼ通常運転中…
晩ごはんは、シチュー&卵サンドです(^^;
どうぞ、よいクリスマスを(*´ー`*)!
↑シンプルな暮らしのコツが集まっています♪
*読んでくださりありがとうございました*